月経血幹細胞臨床研究会

は、幹細胞治療の中でもまだ新しい分野である
月経血由来幹細胞の可能性を医師の皆さんと一緒に議論し研鑽を磨く研究会です。

月経血幹細胞（MenSC）は、2007年に初めて発見された幹細胞です。
その優れた特徴から日本でも最近注目されつつあります。

最大の特徴としては、非侵襲的に採取が出来ることです。
女性では月経血は20歳から45歳程度まで約25年間にわたり、
毎月得ることができますので、細胞源を繰り返し、
侵襲が無く得られる点において、骨髄由来幹細胞、
脂肪由来幹細胞、臍帯由来幹細胞、
歯髄由来幹細胞等の他の幹細胞よりも優れているといえます。

また、月経血幹細胞を用いた治療への応用として卵巣機能回復・
不妊治療など、多彩な効果が期待されています。

学術論文から読み解き、培養や治療の課題など共有し解決することで、
より良い臨床へ向けて皆さんと一緒に歩んでまいりたいと思います。

本会は、多数の先生方の多大なるご尽力により設立することができました。

心より感謝を申し上げるとともに、今後とも研究会のご指導を賜りたいと思います。

理事長　伊沢博美